シーサー
石や陶器でこしらえた魔よけの獅子像のこと。沖縄の赤瓦の屋根にはたいてい魔よけのシーサーが門口をにらんでいる。 |
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モッコ 沖縄方言でオーダーという。家畜の草や芋などを運ぶ縄製の運搬用具。 |
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石臼 穀物をひいて粉や汁にするてまわし式の石臼。大豆から汁を絞り自家製のトウフをこしらえるときに用いる。 |
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ガマ 洞窟のこと。サンゴ礁でできた沖縄島の地下には無数の鍾乳洞がのびている。沖縄戦のときは日本軍の陣地や住民の避難壕として使われた。 |
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ティール 手かごのこと。海しごとに出かけるとき腰にさげて、海草や貝や魚などを入れる。 |
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堅島 『かんからさんしん』の舞台になった、沖縄本島の東側、中城湾の入り口に浮かぶ小島。中城湾を防衛するうえで重要な位置にあり、戦争中は要塞が築かれたため米軍の猛攻をうけ、島民をまきこんでの激戦がくりひろげられた。 |
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アダン タコノキ科の常緑高木。防潮林として海辺に植えられている。葉は加工してアダン葉草履やアダン葉帽子になる。 |
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トートーメー 各家の仏壇に安置されたご先祖の位牌のこと。先祖を大事にする沖縄ではトートーメーはなによりも大事なもので、戦争中も肌身はなさず持ち歩いた。 |
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ハーリー舟 ハーリーは中国から伝わった海神祭の舟こぎ競争のこと。サバニという小舟を赤や緑の色彩で飾りたて、十数人のこぎ手がカイでこいで競争する。 |
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亀甲墓 沖縄の墓は中国風の巨大な石室である。亀甲型や破風型があって、墓室には骨壷が並んでいる。戦争中は軍のトーチカや住民の避難壕に利用された。 |
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手榴弾 てなげ弾の一種。近距離の敵を攻撃するときに用いるが、日本軍では将兵の自決にも用いられた。沖縄戦では住民の集団自決用にも配られ、多くの犠牲者を出した。 |
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山羊 沖縄では山羊料理がさかんで、戦前はどの農家でも飼っていた。山羊の草刈はたいてい子どもの仕事だった。 |
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